平成22年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問14
【問題14】
PMBOKのリスクマネジメントでは,定性的リスク分析でリスク対応計画の優先順位を設定し,定量的リスク分析で数値によるリスクの等級付けを行う。定性的リスク分析で使用されるものはどれか。
【解説】
ア: 感度分析
誤り。感度分析は特定の要因がプロジェクトの全体的な目標にどれほど影響するかを定量的に評価する手法で、定量的リスク分析に使用されます。
イ: 期待金額価値分析
誤り。期待金額価値分析(Expected Monetary Value Analysis)は、リスクの影響を金額で表し、プロジェクトのリスク評価に使用される定量的手法です。
ウ: デシジョンツリー分析
誤り。デシジョンツリー分析は、意思決定を支援するための手法で、リスクの可能性と影響を評価するために用いる定量的手法です。
エ: 発生確率・影響度マトリックス
正しい。発生確率・影響度マトリックス(Probability and Impact Matrix)は、リスクの発生確率と影響度を評価し、リスクを優先順位付けするための定性的リスク分析で使用されます。
出典:平成22年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問14