平成23年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問11
【問題11】
教育技法の説明として、適切なものはどれか。
インバスケットは、一定時間内に数多くの問題を処理させることによって、問題の関連性、緊急性、重要性などに対する総合的判断力を高める技法である。
ケーススタディは、日常の開発業務の中で、先輩や上司が個別に指導し、実体験から知識を習得させる技法である。
ブレーンストーミングは、参加者に特定の役割を演技させることによって、各立場の理解や問題解決力を高める技法である。
ロールプレイングは、参加者のアイディアを批判することなく、またそのアイディアから新たなアイディアを導き出そうとする創造的問題解決に適した技法である。
【解説】
ア: インバスケットは、一定時間内に数多くの問題を処理させることによって、問題の関連性、緊急性、重要性などに対する総合的判断力を高める技法である。
正しい。インバスケットは、架空の職場でのタスクを処理する訓練を通じて、判断力や優先順位の設定能力を鍛える技法です。
イ: ケーススタディは、日常の開発業務の中で、先輩や上司が個別に指導し、実体験から知識を習得させる技法である。
誤り。ケーススタディは、具体的な事例を分析し、問題点や解決策を検討することで学ぶ技法です。「先輩や上司による個別指導」とは異なります。
ウ: ブレーンストーミングは、参加者に特定の役割を演技させることによって、各立場の理解や問題解決力を高める技法である。
誤り。これはロールプレイングの説明に近い内容であり、ブレーンストーミングは自由な発想でアイディアを出し合う技法です。
エ: ロールプレイングは、参加者のアイディアを批判することなく、またそのアイディアから新たなアイディアを導き出そうとする創造的問題解決に適した技法である。
誤り。これはブレーンストーミングの説明です。ロールプレイングは、特定の役割を演じることで状況を体験し、理解を深める技法です。
【答え】
ア: インバスケットは、一定時間内に数多くの問題を処理させることによって、問題の関連性、緊急性、重要性などに対する総合的判断力を高める技法である。
出典:平成23年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問11