平成23年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問15
【問題15】
システム構築の提案依頼書(RFP)を作成する際の留意点のうち、適切なものはどれか。
システムの機能要件は、広義にとらえることができる表現にする。
システムを構築する費用は、供給者選定後に話合いで決める。
プロジェクトのマイルストーンは、供給者に提案してもらう。
【解説】
ア: システムの機能要件は、広義にとらえることができる表現にする。
誤り。RFPでは、システムの機能要件は明確かつ具体的に記述する必要があります。曖昧な表現は適切ではありません。
イ: システムを構築する費用は、供給者選定後に話合いで決める。
誤り。RFPの段階で、予算やコストに関する情報はある程度明確に示しておく必要があります。供給者選定後の交渉に任せるべきではありません。
ウ: 提案の評価項目を明示する。
正しい。RFPでは、供給者が提案を作成する際の基準となる評価項目を明示することが重要です。これにより、公平かつ適切な評価が可能になります。
エ: プロジェクトのマイルストーンは、供給者に提案してもらう。
誤り。プロジェクトのマイルストーンは、依頼者が定義し、供給者と合意の上で調整するべき事項です。
出典:平成23年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問15