平成24年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問1
【問題1】
多くのプロジェクトライフサイクルに共通する特性はどれか。
プロジェクト完成時のコストに対してステークホルダが及ぼす影響の度合いは,プロジェクトの終盤が最も高い。
プロジェクトの開始時は不確実性の度合いが最も高いので,プロジェクト目標が達成できないリスクが最も大きい。
プロジェクト要員の必要人数は,プロジェクトの開始時点が最も多い。
変更やエラー訂正に掛かるコストは,プロジェクトの初期段階が最も高い。
【解説】
ア: プロジェクト完成時のコストに対してステークホルダが及ぼす影響の度合いは,プロジェクトの終盤が最も高い。
誤り。プロジェクトの初期段階ではステークホルダの影響力が最も高く、終盤になるにつれてその影響は低下します。
イ: プロジェクトの開始時は不確実性の度合いが最も高いので,プロジェクト目標が達成できないリスクが最も大きい。
正しい。プロジェクトの初期段階では不確実性が高く、リスクが最も大きいことが一般的です。
ウ: プロジェクト要員の必要人数は,プロジェクトの開始時点が最も多い。
誤り。プロジェクト要員の必要人数は、プロジェクトの進行に伴い増加し、ピークを迎えた後、徐々に減少するのが一般的です。
エ: 変更やエラー訂正に掛かるコストは,プロジェクトの初期段階が最も高い。
誤り。変更やエラー訂正に掛かるコストは、プロジェクトが進むにつれて増加し、終盤では最も高くなる傾向があります。
【答え】
イ: プロジェクトの開始時は不確実性の度合いが最も高いので,プロジェクト目標が達成できないリスクが最も大きい。
出典:平成24年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問1