平成24年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問7
【問題7】
過去のプロジェクトの開発実績から構築した作業配分モデルがある。システム要件定義からシステム内部設計までをモデルどおりに進めて228日で完了し、プログラム開発を開始した。現在、200本のプログラムのうち100本のプログラム開発を完了し、残りの100本は未着手の状況である。プログラム開発以降もモデルどおりに進捗すると仮定するとき、プロジェクトの完了まで、あと何日かかるか。
【解説】
1. プロジェクト全体の期間の計算:
システム要件定義からシステム内部設計までの期間比の合計は以下の通りです。
システム要件定義: 0.25
システム外部設計: 0.21
システム内部設計: 0.11
合計: 0.25 + 0.21 + 0.11 = 0.57
これらの工程を228日で完了したので、プロジェクト全体の期間は:
228日 ÷ 0.57 ≈ 400日
2. 現在の進捗状況の確認:
プログラム開発は全体の0.11の期間比を占めます。
現在、200本中100本(50%)が完了しているため、プログラム開発の進捗は:
0.11 × 0.5 = 0.055
したがって、現時点での全体の進捗は:
0.57(システム内部設計まで) + 0.055(プログラム開発の50%) = 0.625
3. 残りの期間の計算:
プロジェクト全体の進捗が62.5%完了しているので、残りは:
1 – 0.625 = 0.375
残りの期間は:
400日 × 0.375 = 150日
出典:平成24年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問7