平成24年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問17
【問題17】
開発ライフサイクルモデルとして、ウォータフォールモデル、進化的モデル、スパイラルモデルの三つを考える。ソフトウェア保守は、どのモデルを採用したときに必要か。
ウォータフォールモデル、進化的モデル、スパイラルモデルの全て
【解説】
ソフトウェア保守とは
ソフトウェア保守は、開発後にシステムを運用・維持しながら、以下の作業を行うプロセスです:
- 障害対応(修正保守):バグやエラーを修正する。
- 改善対応(改良保守):性能向上や新機能追加を行う。
- 予防対応:将来の問題を防ぐための対応。
モデルごとの特徴
- ウォータフォールモデル
– 開発プロセスが明確な段階に分かれ、1つの工程が完了してから次に進む。
– 保守フェーズが必ず含まれるため、ソフトウェア保守が必要。
- 進化的モデル
– 初期リリース後に繰り返し開発・改善を行うモデル。
– 開発中にも運用フェーズに近い状態になるため、保守が必要。
- スパイラルモデル
– 設計・開発・評価を繰り返しながら進むモデル。
– 各反復の後に保守や改善が伴うため、ソフトウェア保守が必要。
結論:
すべてのモデルで、ソフトウェア保守が必要となります。
【答え】
エ: ウォータフォールモデル、進化的モデル、スパイラルモデルの全て
出典:平成24年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問17