平成25年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問6
【問題6】
PMBOK のプロジェクトスコープマネジメントにおいて作成するプロジェクトスコープ記述書の説明のうち,適切なものはどれか。
インプット情報として与えられる WBS やスコープベースラインを用いて,プロジェクトのスコープを記述する。
プロジェクトのスコープに含まれないものは,記述の対象外である。
プロジェクトの要素成果物と,これらの要素成果物を生成するために必要な作業について記述する。
プロジェクトの予算見積りやスケジュール策定をして,これらをプロジェクトの前提条件として記述する。
【解説】
ア: インプット情報として与えられる WBS やスコープベースラインを用いて,プロジェクトのスコープを記述する。
誤り。WBS やスコープベースラインはスコープ記述書の成果物ではなく,スコープ記述書の作成に基づいて作られるものです。
イ: プロジェクトのスコープに含まれないものは,記述の対象外である。
誤り。スコープ記述書では、プロジェクトに含まれない内容(除外範囲)も明確に記述する必要があります。
ウ: プロジェクトの要素成果物と,これらの要素成果物を生成するために必要な作業について記述する。
正しい。プロジェクトスコープ記述書では、プロジェクトの成果物とそれを生成するための作業について明確に記述します。
エ: プロジェクトの予算見積りやスケジュール策定をして,これらをプロジェクトの前提条件として記述する。
誤り。予算見積りやスケジュール策定はスコープ記述書の範囲外であり、プロジェクトスコープの内容とは異なります。
【答え】
ウ: プロジェクトの要素成果物と,これらの要素成果物を生成するために必要な作業について記述する。
出典:平成25年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問6