平成27年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問12
【問題12】
PMBOKガイド第5版によれば、プロジェクト・リスク・マネジメントでは、定性的リスク分析でリスクの優先順位を査定し、定量的リスク分析でリスクがプロジェクト目標全体に与える影響を数量的に分析する。定性的リスク分析で使用されるものはどれか。
【解説】
ア: 感度分析
誤り。感度分析は定量的リスク分析で使用される手法で、リスク要因が成果に与える影響を数量的に評価します。
イ: 期待金額価値分析
誤り。期待金額価値分析(EMV)は定量的リスク分析の一部で、リスクの期待値を計算する際に使用されます。
ウ: デシジョン・ツリー
誤り。デシジョン・ツリーは定量的リスク分析に使用される手法であり、意思決定の分析に適しています。
エ: 発生確率・影響度マトリックス
正しい。発生確率・影響度マトリックスは、リスクの発生確率とその影響度を評価し、リスクを優先順位付けする定性的リスク分析の代表的な手法です。
出典:平成27年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問12