平成28年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問3
【問題3】
PMBOK によれば,多くのプロジェクトのライフサイクルに共通する特性はどれか。
プロジェクト完成時のコストに対してステークホルダが及ぼす影響の度合いは,プロジェクトの終盤が最も高い。
プロジェクトの不確実性の度合いは,プロジェクトの開始時が最も高い。
プロジェクト要員の必要人数は,プロジェクトの終了時が最も多い。
変更やエラー訂正に掛かるコストは,プロジェクトの初期段階が最も高い。
【解説】
ア: プロジェクト完成時のコストに対してステークホルダが及ぼす影響の度合いは,プロジェクトの終盤が最も高い。
誤り。ステークホルダの影響力はプロジェクト初期が最も高く,進行に伴い減少します。
イ: プロジェクトの不確実性の度合いは,プロジェクトの開始時が最も高い。
正しい。PMBOKでは,プロジェクトの開始時が最も不確実性が高いとされています。
ウ: プロジェクト要員の必要人数は,プロジェクトの終了時が最も多い。
誤り。必要人数は中盤〜終盤でピークを迎え,終了時には減少します。
エ: 変更やエラー訂正に掛かるコストは,プロジェクトの初期段階が最も高い。
誤り。後工程に進むほど変更コストは増大します。
【答え】
イ: プロジェクトの不確実性の度合いは,プロジェクトの開始時が最も高い。
出典:平成28年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問3