平成29年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問1
【問題1】
プロジェクトのスケジュールを管理するときに使用する“クリティカルチェーン法”の実施例はどれか。
クリティカルパス上の作業に生産性を向上させるための開発ツールを導入する。
クリティカルパス上の作業に要員を追加投入する。
クリティカルパス上の先行作業が終了する前に後続作業に着手し,並行して実施する。
クリティカルパスを守るために,合流バッファとプロジェクトバッファを設ける。
【解説】
エ: クリティカルパスを守るために,合流バッファとプロジェクトバッファを設ける。
正しい。クリティカルチェーン法では,プロジェクト全体の遅延を防ぐために,合流バッファやプロジェクトバッファを活用してスケジュールを管理します。
ア: クリティカルパス上の作業に生産性を向上させるための開発ツールを導入する。
誤り。これはクリティカルチェーン法ではなく,一般的な生産性向上策です。
イ: クリティカルパス上の作業に要員を追加投入する。
誤り。クリティカルチェーン法は要員追加ではなく,バッファ管理による遅延防止を重視します。
ウ: クリティカルパス上の先行作業が終了する前に後続作業に着手し,並行して実施する。
誤り。これはファストトラッキングの説明であり,クリティカルチェーン法とは異なります。
【答え】
エ: クリティカルパスを守るために,合流バッファとプロジェクトバッファを設ける。
出典:平成29年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問1