平成29年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問24
【問題24】
CSIRTの説明として,適切なものはどれか。
JIS Q 15001:2006に適合して,個人情報について適切な保護措置を講じる体制を整備・運用している事業者などを認定する組織
企業や行政機関などに設置され,コンピュータセキュリティインシデントに対応する活動を行う組織
電子政府のセキュリティを確保するために,安全性及び実装性に優れると判断される暗号技術を選出する組織
内閣官房に設置され,サイバーセキュリティ政策に関する総合調整を行いつつ,“世界を率先する”“強靭で”“活力ある”サイバー空間の構築に向けた活動を行う組織
【解説】
ア: JIS Q 15001:2006に適合して,個人情報について適切な保護措置を講じる体制を整備・運用している事業者などを認定する組織
誤り。これはプライバシーマーク制度の説明であり、CSIRTとは無関係です。
イ: 企業や行政機関などに設置され,コンピュータセキュリティインシデントに対応する活動を行う組織
正しい。CSIRT(Computer Security Incident Response Team)は、セキュリティインシデントに対応するために設置された組織で、対応、予防、セキュリティ向上などの活動を行います。
ウ: 電子政府のセキュリティを確保するために,安全性及び実装性に優れると判断される暗号技術を選出する組織
誤り。これは暗号技術評価委員会などの説明です。
エ: 内閣官房に設置され,サイバーセキュリティ政策に関する総合調整を行いつつ,“世界を率先する”“強靭で”“活力ある”サイバー空間の構築に向けた活動を行う組織
誤り。これは内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)の説明です。
【答え】
イ: 企業や行政機関などに設置され,コンピュータセキュリティインシデントに対応する活動を行う組織
出典:平成29年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問24