令和2年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問17
【問題17】
ユースケース駆動開発の利点はどれか。
開発を反復するので、新しい要求やビジネス目標の変化に柔軟に対応しやすい。
開発を反復するので、リスクが高い部分に対して初期段階で対処しやすく、プロジェクト全体のリスクを減らすことができる。
基本となるアーキテクチャをプロジェクトの初期に決定するので、コンポーネントを再利用しやすくなる。
ひとまとまりの要件を1単位として設計からテストまで実施するので、要件ごとに開発状況が把握できる。
【解説】
ア: 開発を反復するので、新しい要求やビジネス目標の変化に柔軟に対応しやすい。
誤り。反復的な開発手法ではあるものの、ユースケース駆動開発の具体的な利点として直接的には挙げられません。
イ: 開発を反復するので、リスクが高い部分に対して初期段階で対処しやすく、プロジェクト全体のリスクを減らすことができる。
誤り。これも反復型開発手法の一般的な利点であり、ユースケース駆動開発に特化した利点ではありません。
ウ: 基本となるアーキテクチャをプロジェクトの初期に決定するので、コンポーネントを再利用しやすくなる。
誤り。アーキテクチャの決定はユースケース駆動開発の利点ではなく、再利用性は別の設計方針によるものです。
エ: ひとまとまりの要件を1単位として設計からテストまで実施するので、要件ごとに開発状況が把握できる。
正しい。ユースケース駆動開発では、ユースケースを単位として要件定義から設計・テストを進めるため、各要件ごとの進捗状況が明確に把握できます。
【答え】
エ: ひとまとまりの要件を1単位として設計からテストまで実施するので、要件ごとに開発状況が把握できる。
出典:令和2年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問17