令和3年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問15
2025年7月3日
【問題15】
オブジェクト指向開発におけるロバストネス分析で行うことはどれか。
オブジェクトの確定、構造の定義、サブジェクトの定義、属性の定義、及びサービスの定義という五つの作業項目を並行して実施する。
オブジェクトモデル、動的モデル、機能モデルという三つのモデルをこの順に作成して図に表す。
ユースケースから抽出したクラスを、バウンダリクラス、コントロールクラス、エンティティクラスの三つに分類し、クラス間の関連を定義して図に表す。
論理的な観点、物理的な観点、及び動的な観点の三つの観点で仕様の作成を行う。
【解説】
ア: オブジェクトの確定、構造の定義、サブジェクトの定義、属性の定義、及びサービスの定義という五つの作業項目を並行して実施する。
誤り。これは一般的なオブジェクト指向分析の初期段階の活動に該当しますが、ロバストネス分析の説明ではありません。
イ: オブジェクトモデル、動的モデル、機能モデルという三つのモデルをこの順に作成して図に表す。
誤り。これはオブジェクト指向設計における基本的なモデル化手法を示していますが、ロバストネス分析には該当しません。
ウ: ユースケースから抽出したクラスを、バウンダリクラス、コントロールクラス、エンティティクラスの三つに分類し、クラス間の関連を定義して図に表す。
正しい。ロバストネス分析では、ユースケースからこれらのクラスを抽出し、それぞれの役割と関係性を定義して設計を具体化します。
エ: 論理的な観点、物理的な観点、及び動的な観点の三つの観点で仕様の作成を行う。
誤り。これは設計全般における観点を示していますが、ロバストネス分析の手法ではありません。
【答え】
ウ: ユースケースから抽出したクラスを、バウンダリクラス、コントロールクラス、エンティティクラスの三つに分類し、クラス間の関連を定義して図に表す。
出典:令和3年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問15