令和3年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問24
2025年7月3日
【問題24】
テンペスト攻撃の説明とその対策として,適切なものはどれか。
通信路の途中でパケットの内容を改ざんする攻撃であり,その対策としては,デジタル署名を利用して改ざんを検知する。
ディスプレイなどから放射される電磁波を傍受し,表示内容を解析する攻撃であり,その対策としては,電磁波を遮断する。
マクロマルウェアを使う攻撃であり,その対策としては,マルウェア対策ソフトを導入し,最新のマルウェア定義ファイルを適用する。
無線LANの信号を傍受し,通信内容を解析する攻撃であり,その対策としては,通信パケットを暗号化する。
【解説】
ア: 通信路の途中でパケットの内容を改ざんする攻撃であり,その対策としては,デジタル署名を利用して改ざんを検知する。
誤り。これは改ざん検知に関する説明であり、テンペスト攻撃ではありません。
イ: ディスプレイなどから放射される電磁波を傍受し,表示内容を解析する攻撃であり,その対策としては,電磁波を遮断する。
正しい。テンペスト攻撃は、電子機器から放射される電磁波を利用して情報を取得する攻撃であり、電磁波の遮断が有効な対策です。
ウ: マクロマルウェアを使う攻撃であり,その対策としては,マルウェア対策ソフトを導入し,最新のマルウェア定義ファイルを適用する。
誤り。これはマルウェアに対する対策であり、テンペスト攻撃の説明ではありません。
エ: 無線LANの信号を傍受し,通信内容を解析する攻撃であり,その対策としては,通信パケットを暗号化する。
誤り。これは無線LANのセキュリティに関する説明であり、テンペスト攻撃ではありません。
【答え】
イ: ディスプレイなどから放射される電磁波を傍受し,表示内容を解析する攻撃であり,その対策としては,電磁波を遮断する。
出典:令和3年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問24