令和4年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問15

【解説】

ア: 計画に従うことに価値があることを認めながらも，自己組織化されたチームによる裁量に，より価値をおく。
誤り。アジャイルソフトウェア開発宣言では、「計画に従うこと」よりも「変化への対応」に価値をおくと述べられていますが、自己組織化されたチームに関する具体的な価値はここでは触れられていません。

イ: 契約交渉に価値があることを認めながらも，顧客の競争力と満足度の向上に，より価値をおく。
誤り。アジャイルソフトウェア開発宣言では、「契約交渉」よりも「顧客との協調」に価値をおくと述べられていますが、競争力と満足度に特化した表現は使用されていません。

ウ: プロセスやツールに価値があることを認めながらも，実用的なプラクティスに，より価値をおく。
誤り。アジャイルソフトウェア開発宣言では、「プロセスやツール」よりも「個人と対話」に価値をおくと述べられています。

エ: 包括的なドキュメントに価値があることを認めながらも，動くソフトウェアに，より価値をおく。
正しい。アジャイルソフトウェア開発宣言では、「包括的なドキュメント」よりも「動くソフトウェア」に価値をおくと明確に述べられています。