平成22年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問13
【問題13】
データのグラフ化のうち,適切なものはどれか。
ある製品のマーケットシェアを把握するために,レーダチャートを用いて,競合他社とのシェアの大きさを比較することにした。
学習科目別のテスト結果の正答率を比較して,どの科目が弱点かを分かりやすくするために,円グラフで表すことにした。
企業の売上と経常利益の間に通常は数倍から数十倍の開きがあるので,ある企業の売上と経常利益の年ごとの変化を,縦軸の最大値を金額の大きい方に合わせて折れ線グラフで表すことにした。
コンビニエンスストアにおける店舗ごとの売場面積と売上の相互関係を見るために,散布図で表すことにした。
【解説】
ア: ある製品のマーケットシェアを把握するために,レーダチャートを用いて,競合他社とのシェアの大きさを比較することにした。
誤り。マーケットシェアを比較するには,棒グラフや円グラフの方が適切です。レーダチャートは複数の指標のバランスを視覚化する際に用います。
イ: 学習科目別のテスト結果の正答率を比較して,どの科目が弱点かを分かりやすくするために,円グラフで表すことにした。
誤り。正答率の比較には棒グラフが適しており,円グラフは全体に占める割合を表現する際に使用します。
ウ: 企業の売上と経常利益の間に通常は数倍から数十倍の開きがあるので,ある企業の売上と経常利益の年ごとの変化を,縦軸の最大値を金額の大きい方に合わせて折れ線グラフで表すことにした。
誤り。売上と経常利益の年次変化を表現する場合,折れ線グラフを用いるのが適切です。しかし金額の差に大きな開きがあるため、小さい金額の変化が分かりにくくなってしまいます。
エ: コンビニエンスストアにおける店舗ごとの売場面積と売上の相互関係を見るために,散布図で表すことにした。
正しい。散布図は2つの変数間の相互関係を分析する際に適しています。
【答え】
エ: コンビニエンスストアにおける店舗ごとの売場面積と売上の相互関係を見るために,散布図で表すことにした。
出典:平成22年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問13