平成21年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問11
【問題11】
要求仕様が明確になっていない場合,納入者側のリスクが最も高くなる契約形態はどれか。
【解説】
ア: 実費償還契約
誤り。実費償還契約では発生したコストが全て償還されるため、納入者側のリスクは比較的低くなります。
イ: タイムアンドマテリアル契約
誤り。タイムアンドマテリアル契約では、作業時間や材料費に応じた費用が支払われるため、納入者側のリスクは中程度です。
ウ: 単価契約
誤り。単価契約は作業や成果物に対する単位ごとの費用が支払われるため、納入者のリスクはそれほど高くありません。
エ: 定額契約
正しい。定額契約では、仕様が不明確な場合でも事前に決めた金額で契約が行われるため、納入者が不確定なコストをすべて負担することになり、リスクが最も高くなります。
出典:平成21年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問11