令和5年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問10

【解説】

表1に基づき、各要素処理の関連ファイル数とデータ項目数を確認し、表2または表3で複雑さを判定した上で、表4を用いて未調整ファンクションポイントを算出します。特に③ 外部照会の複雑さが「低」であることを反映します。

• ① 外部入力
  関連ファイル数: 1
  データ項目数: 8
  表2より複雑さ: 低
  表4より未調整ファンクションポイント: 3
• ② 外部照会
  関連ファイル数: 3
  データ項目数: 21
  表3より複雑さ: 高
  表4より未調整ファンクションポイント: 6
• ③ 外部照会
  関連ファイル数: 1
  データ項目数: 12
  表3より複雑さ: 低
  表4より未調整ファンクションポイント: 3
• ④ 外部出力
  関連ファイル数: 2
  データ項目数: 10
  表3より複雑さ: 中
  表4より未調整ファンクションポイント: 5

【未調整ファンクションポイントの合計】

トランザクションファンクションポイントの合計は
3（外部入力） + 6（外部照会） + 3（外部照会） + 5（外部出力） = 17

データファンクションポイントは 33 として与えられているため、未調整ファンクションポイントの合計は
33（データファンクションポイント） + 17（トランザクションファンクションポイント） = 50

【調整要因の適用】

調整後のファンクションポイントは以下のように計算します。
50 × 0.9 = 45.0

小数第2位を切り捨て、小数第1位まで求めると、45 となります。