令和3年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問6
2025年7月3日
【問題6】
プロジェクトマネジメントにおけるクラッシングの例として,適切なものはどれか。
クリティカルパス上のアクティビティの開始が遅れたので,ここに人的資源を追加した。
コストを削減するために,これまで承認されていた残業を禁止した。
仕様の確定が大幅に遅れたので,プロジェクトの完了予定日を延期した。
設計が終わったモジュールから順にプログラム開発を実施するように,スケジュールを変更した。
【解説】
ア: クリティカルパス上のアクティビティの開始が遅れたので,ここに人的資源を追加した。
正しい。クラッシングとは、プロジェクトの所要期間を短縮するために人的資源やその他の資源を追加する手法です。この記述はクラッシングの典型的な例です。
イ: コストを削減するために,これまで承認されていた残業を禁止した。
誤り。これはコスト削減に関する記述であり、クラッシングの目的である期間短縮とは異なります。
ウ: 仕様の確定が大幅に遅れたので,プロジェクトの完了予定日を延期した。
誤り。これは単にプロジェクトのスケジュールを遅らせた例であり、クラッシングのように期間を短縮する行動ではありません。
エ: 設計が終わったモジュールから順にプログラム開発を実施するように,スケジュールを変更した。
誤り。これはスケジュールの変更に関する記述であり、クラッシングではありません。
【答え】
ア: クリティカルパス上のアクティビティの開始が遅れたので,ここに人的資源を追加した。
出典:令和3年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問6