平成31年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問21
サービス提供者と顧客との間で,提供するサービスの内容,品質などに関する保証範囲やペナルティについてあらかじめ契約としてまとめた文書
システム化に当たって,現在の状況において利用可能な技術・製品,ベンダにおける導入実績など実現手段に関する情報提供をベンダに依頼する文書
システムの調達のために,調達側からベンダに技術的要件,サービスレベル要件,契約条件などを提示し,指定した期限内で実現策の提案を依頼する文書
要件定義との整合性を図り,利用者と開発要員及び運用要員の共有物とするために,業務処理の概要,入力情報の一覧,データフローなどをまとめた文書
【解説】
ア: サービス提供者と顧客との間で,提供するサービスの内容,品質などに関する保証範囲やペナルティについてあらかじめ契約としてまとめた文書
誤り。これはSLA(サービスレベルアグリーメント)に関する説明です。
イ: システム化に当たって,現在の状況において利用可能な技術・製品,ベンダにおける導入実績など実現手段に関する情報提供をベンダに依頼する文書
正しい。RFI(Request for Information)は、調達前にベンダから情報を収集するための文書です。
ウ: システムの調達のために,調達側からベンダに技術的要件,サービスレベル要件,契約条件などを提示し,指定した期限内で実現策の提案を依頼する文書
誤り。これはRFP(Request for Proposal)の説明です。
エ: 要件定義との整合性を図り,利用者と開発要員及び運用要員の共有物とするために,業務処理の概要,入力情報の一覧,データフローなどをまとめた文書
誤り。これは要求仕様書またはシステム設計書の説明です。
【答え】
イ: システム化に当たって,現在の状況において利用可能な技術・製品,ベンダにおける導入実績など実現手段に関する情報提供をベンダに依頼する文書
出典:平成31年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問21