令和6年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問11
2025年7月3日
【問題11】
JIS Q 21500:2018(プロジェクトマネジメントの手引)によれば,対象群“リスク”の活動内容のうち,プロセス“リスクへの対応”で実施するものはどれか。
プロジェクトの混乱を最小限にするために,リスク対応の有効性を評価しながらリスク対応の進捗をレビューする。
プロジェクトの目標への脅威を軽減するために,プロジェクトの予算及びスケジュールに資源と活動を投入することによって,リスクを扱う。
プロジェクトのライフサイクルを通じて,プロジェクトの目標に影響を与えることがある潜在的リスク事象及びその特性の決定を繰り返す。
リスクの優先順位を定めるために,各リスクの発生確率及びそのリスクが発生した場合にプロジェクトの目標に及ぼす結果を推定する。
【解説】
ア: プロジェクトの混乱を最小限にするために,リスク対応の有効性を評価しながらリスク対応の進捗をレビューする。
誤り。これはリスクのモニタリングに関連する活動であり,リスクへの対応には該当しません。
イ: プロジェクトの目標への脅威を軽減するために,プロジェクトの予算及びスケジュールに資源と活動を投入することによって,リスクを扱う。
正しい。リスクへの対応では,具体的な資源の割り当てや対応策の実施が行われます。
ウ: プロジェクトのライフサイクルを通じて,プロジェクトの目標に影響を与えることがある潜在的リスク事象及びその特性の決定を繰り返す。
誤り。これはリスクの特定プロセスに該当します。
エ: リスクの優先順位を定めるために,各リスクの発生確率及びそのリスクが発生した場合にプロジェクトの目標に及ぼす結果を推定する。
誤り。これはリスクの分析プロセスに該当します。
【答え】
イ: プロジェクトの目標への脅威を軽減するために,プロジェクトの予算及びスケジュールに資源と活動を投入することによって,リスクを扱う。
出典:令和6年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問11