平成25年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問3
【問題3】
プロジェクトのライフサイクルの一般的な特徴のうち,適切なものはどれか。
開発要員数は,プロジェクト開始時が最大であり,プロジェクトが進むにつれて減少し,完了に近づくと再度増加する。
実現する機能の不確実性は,プロジェクトが完了に近づくにつれて減少する。
ステークホルダがコストを変えずにプロジェクトの成果物に対して及ぼすことができる影響の度合いは,プロジェクト完了直前が最も高くなる。
プロジェクトが完了に近づくほど,変更やエラーの修正がプロジェクトに影響する度合いは減少する。
【解説】
ア: 開発要員数は,プロジェクト開始時が最大であり,プロジェクトが進むにつれて減少し,完了に近づくと再度増加する。
誤り。一般的に,プロジェクト要員数はプロジェクトの開始時に少なく,進行するにつれて増加し,ピークを迎えた後,完了に向けて減少します。
イ: 実現する機能の不確実性は,プロジェクトが完了に近づくにつれて減少する。
正しい。プロジェクトの進行に伴い,不確実性は解消され,実現する機能が明確になります。
ウ: ステークホルダがコストを変えずにプロジェクトの成果物に対して及ぼすことができる影響の度合いは,プロジェクト完了直前が最も高くなる。
誤り。ステークホルダの影響力は,プロジェクトの初期段階で最も大きく,進行するにつれて低下します。
エ: プロジェクトが完了に近づくほど,変更やエラーの修正がプロジェクトに影響する度合いは減少する。
誤り。プロジェクトが進むにつれて,変更やエラーの修正がプロジェクトに与える影響は増大します。
【答え】
イ: 実現する機能の不確実性は,プロジェクトが完了に近づくにつれて減少する。
出典:平成25年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問3