平成24年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問8
【問題8】
“7の法則"を適用するとき、原因を調べるべきX̄-R管理図はどれか。ここで、UCLは上方管理限界、CLは中心線、LCLは下方管理限界である。
【解説】
7の法則(The Rule of Seven)とは、品質管理において、データが管理限界内に収まっていても、同じ側に7回以上連続して偏る場合、偶然ではなく特定の原因が存在すると考える手法です。これは、データが中心線の上下どちらか一方に連続して現れる確率が低いため、異常の兆候とみなします。
各選択肢を検討します。
ア: データが上下にばらついており、特定の偏りは見られません。管理状態は正常と判断できます。
イ: データが中心線(CL)の上側に7回以上連続して存在しています。これは7の法則に該当し、特定の原因が存在する可能性が高いと考えられます。
ウ: データは上下にばらついており、特に連続した偏りは見られません。正常な管理状態と判断できます。
エ: データに若干の傾向は見られるものの、7回以上連続した偏りは確認できません。管理状態は正常と判断できます。
出典:平成24年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問8