平成24年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問22
【問題22】
要求の分析に当たって,データとプロセス(データの作成,読取り,更新,削除)の対応関係を検証するものはどれか。
【解説】
ア: CRUDマトリックス
正しい。CRUDマトリックスは、データ(エンティティ)とプロセス(機能)の関係を示し、各プロセスがデータに対して「作成(Create)」「読取り(Read)」「更新(Update)」「削除(Delete)」のどの操作を行うかを明確にするための手法です。
イ: FURPS+モデル
誤り。FURPS+モデルは、機能要件(Functionality)や非機能要件(Usability、Reliability、Performance、Supportabilityなど)を分類する手法であり、データとプロセスの関係検証には使いません。
ウ: KAOS法
誤り。KAOS法は目標(Goal)に基づく要求分析手法であり、主にシステム目標や要求を階層化して分析します。データとプロセスの具体的な対応関係には焦点を当てません。
エ: MoSCoW分析
誤り。MoSCoW分析は、要求の優先度をMust、Should、Could、Won’tの4つに分類する手法であり、データとプロセスの対応関係には関係しません。
出典:平成24年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問22