平成29年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問23
【問題23】
派遣労働者の受入れに関する記述のうち,適切なものはどれか。
派遣先責任者は,派遣先管理台帳の管理,派遣労働者から申出を受けた苦情への対応,派遣元事業主との連絡調整,派遣労働者の人事記録と考課などの任務を行わなければならない。
派遣先責任者は,派遣就業場所が複数ある場合でも,一人に絞って選任されなければならない。
派遣先責任者は,派遣労働者が従事する業務全般を統括する管理職位の者の内から選任されなければならない。
派遣先責任者は,派遣労働者に直接指揮命令する者に対して,労働者派遣法などの関連法規の規定,労働者派遣契約の内容,派遣元事業主からの通知などを周知しなければならない。
【解説】
ア: 派遣先責任者は,派遣先管理台帳の管理,派遣労働者から申出を受けた苦情への対応,派遣元事業主との連絡調整,派遣労働者の人事記録と考課などの任務を行わなければならない。
誤り。派遣先責任者は派遣管理台帳の管理や苦情対応などを行いますが,派遣労働者の人事記録や考課は派遣元事業主が行う業務です。
イ: 派遣先責任者は,派遣就業場所が複数ある場合でも,一人に絞って選任されなければならない。
誤り。派遣先責任者は就業場所ごとに選任することが求められます。
ウ: 派遣先責任者は,派遣労働者が従事する業務全般を統括する管理職位の者の内から選任されなければならない。
誤り。派遣先責任者は特定の管理職位に限定されるわけではありません。
エ: 派遣先責任者は,派遣労働者に直接指揮命令する者に対して,労働者派遣法などの関連法規の規定,労働者派遣契約の内容,派遣元事業主からの通知などを周知しなければならない。
正しい。派遣先責任者には派遣労働者に直接指揮命令を行う者に対して、関連する法規や契約内容の周知を行う義務があります。
【答え】
エ: 派遣先責任者は,派遣労働者に直接指揮命令する者に対して,労働者派遣法などの関連法規の規定,労働者派遣契約の内容,派遣元事業主からの通知などを周知しなければならない。
出典:平成29年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問23