令和2年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問8
2025年7月3日
【問題8】
PMBOKガイド第6版によれば、プロジェクト・スケジュール・マネジメントにおけるプロセス “スケジュールの作成" のツールと技法のうち、資源平準化の特徴はどれか。
アクティビティの開始日と終了日を調整するので、クリティカル・パスが変わる原因になることが多い。
アクティビティは、属しているフリー・フロート及びトータル・フロートの大きさの範囲内に限って遅らせることができる。
アクティビティを調整しても、クリティカル・パスが変わることはなく、完了日を遅らせるようなこともない。
スケジュール・モデル内で、論理ネットワーク・パスにおけるスケジュールの柔軟性が評価できる。
【解説】
ア: アクティビティの開始日と終了日を調整するので、クリティカル・パスが変わる原因になることが多い。
正しい。資源平準化は、リソースの過剰利用を防ぐためにアクティビティの開始日や終了日を調整し、結果としてクリティカル・パスが変更される場合があります。
イ: アクティビティは、属しているフリー・フロート及びトータル・フロートの大きさの範囲内に限って遅らせることができる。
誤り。これは資源の平準化ではなく、資源のスムージングに該当する特徴です。
ウ: アクティビティを調整しても、クリティカル・パスが変わることはなく、完了日を遅らせるようなこともない。
誤り。資源平準化では、クリティカル・パスが変わる可能性があり、プロジェクトの完了日が影響を受けることもあります。
エ: スケジュール・モデル内で、論理ネットワーク・パスにおけるスケジュールの柔軟性が評価できる。
誤り。これはスケジュール・モデルに関する一般的な説明であり、資源平準化に特化した説明ではありません。
【答え】
ア: アクティビティの開始日と終了日を調整するので、クリティカル・パスが変わる原因になることが多い。
出典:令和2年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問8