令和4年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問9
2025年7月3日
【問題9】
図のアローダイアグラムから読み取れることとして,適切なものはどれか。ここで,プロジェクトの開始日を1日目とする。
作業Fを最も遅く開始できるのは11日目である。
【解説】
ア: 作業Cを最も早く開始できるのは6日目である。
誤り。作業Cは作業Aと作業Bの両方が完了した後に開始できます。作業Aは5日、作業Bは10日かかるため、作業Cを最も早く開始できるのは11日目となります。
イ: 作業Dはクリティカルパス上の作業である。
誤り。クリティカルパスは「開始 → B → C → G → H → 終了」であり、作業Dは含まれていません。
ウ: 作業Eの総余裕時間は30日である。
正しい。作業Eの最早開始日は、先行作業であるAとBの完了後の11日目。最遅開始日は、プロジェクト全体の最短完了日数(60日)から、作業Eと後続作業Hの所要日数(10日 + 10日 = 20日)を引いてプラス1した41日目。したがって、総余裕時間は41日 – 11日 = 30日です。
エ: 作業Fを最も遅く開始できるのは11日目である。
誤り。作業Fの最早開始日は、先行作業であるBの完了後の11日目。最遅開始日は、プロジェクト全体の最短完了日数(60日)から、作業Fと後続作業Hの所要日数(10日 + 10日 = 20日)を引いてプラス1した41日目。したがって、作業Fを最も遅く開始できるのは41日目となります。
【答え】
ウ: 作業Eの総余裕時間は30日である。
出典:令和4年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問9