令和4年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問19
2025年7月3日
【問題19】
バックアップサイトを用いたサービス復旧方法の説明のうち,ウォームスタンバイの説明として,最も適切なものはどれか。
同じようなシステムを運用する外部の企業や組織と協定を結び,緊急時には互いのシステムを貸し借りして,サービスを復旧する。
緊急時にはバックアップシステムを持ち込んでシステムを再開し,サービスを復旧する。
常にデータの同期が取れているバックアップシステムを用意しておき,緊急時にはバックアップシステムに切り替えて直ちにサービスを復旧する。
バックアップシステムを用意しておき,緊急時にはバックアップシステムを起動して,データを最新状態にする処理を行った後にサービスを復旧する。
【解説】
ア: 同じようなシステムを運用する外部の企業や組織と協定を結び,緊急時には互いのシステムを貸し借りして,サービスを復旧する。
誤り。これは「相互援助契約(Reciprocal Agreement)」の説明であり,ウォームスタンバイではありません。
イ: 緊急時にはバックアップシステムを持ち込んでシステムを再開し,サービスを復旧する。
誤り。これは「コールドスタンバイ」の説明に該当します。
ウ: 常にデータの同期が取れているバックアップシステムを用意しておき,緊急時にはバックアップシステムに切り替えて直ちにサービスを復旧する。
誤り。これは「ホットスタンバイ」の説明に該当します。
エ: バックアップシステムを用意しておき,緊急時にはバックアップシステムを起動して,データを最新状態にする処理を行った後にサービスを復旧する。
正しい。ウォームスタンバイは,バックアップシステムを準備しておき,必要時に起動してデータを最新化してからサービスを復旧する方法です。
【答え】
エ: バックアップシステムを用意しておき,緊急時にはバックアップシステムを起動して,データを最新状態にする処理を行った後にサービスを復旧する。
出典:令和4年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問19