令和6年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問19
2025年7月3日
【問題19】
データの追加・変更・削除が,少ないながらも一定の頻度で行われるデータベースがある。このデータベースのフルバックアップを磁気テープに取得する時間間隔を今までの2倍にした。このとき,データベースのバックアップ又は復旧に関する記述のうち,適切なものはどれか。
復旧時に行うログ情報反映の平均処理時間が約2倍になる。
フルバックアップ取得1回当たりの磁気テープ使用量が約2倍になる。
フルバックアップ取得1回当たりの磁気テープ使用量が約半分になる。
フルバックアップ取得の平均処理時間が約2倍になる。
【解説】
ア: 復旧時に行うログ情報反映の平均処理時間が約2倍になる。
正しい。フルバックアップ間隔を2倍にすると、差分ログが多くなり、復旧時に反映するログ情報の量が増加するため、平均処理時間が約2倍になると考えられます。
イ: フルバックアップ取得1回当たりの磁気テープ使用量が約2倍になる。
誤り。フルバックアップでは、データベース全体をバックアップするため、バックアップ間隔が変わっても1回当たりの使用量は変わりません。
ウ: フルバックアップ取得1回当たりの磁気テープ使用量が約半分になる。
誤り。フルバックアップ取得1回当たりの使用量は、データ量に基づくため、間隔の変更では半分にはなりません。
エ: フルバックアップ取得の平均処理時間が約2倍になる。
誤り。フルバックアップ処理時間はデータ量に基づくため、バックアップ間隔を変更しても平均処理時間には影響しません。
【答え】
ア: 復旧時に行うログ情報反映の平均処理時間が約2倍になる。
出典:令和6年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問19