平成23年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問19
【問題19】
共通フレーム2007の保守プロセスにおいて修正分析を行い、既存システムの通信ミドルウェアを改修することとした。改修をソフトウェア要件定義アクティビティから始めるとき、最後に実行するアクティビティとして、適切なものはどれか。
【解説】
改修がソフトウェア要件定義のレベルから始まる場合、最終的にその改修が要件を満たしていることを確認する必要があります。添付の図示された設計工程とテスト工程の対応関係を参考にすると、以下のようになります:
- ソフトウェア要件定義に基づいて改修が行われる。
- 改修後の確認プロセスとしては、対応する「ソフトウェア適格性確認テスト」が最終工程として実施されます。
各選択肢の評価
ア: 運用テスト
誤り。運用テストは、改修後のシステムが実際の運用環境で適切に動作するかを確認するテストであり、改修プロセスの一環としての最終工程ではありません。
イ: システム適格性確認テスト
誤り。これはシステム要件に基づく全体の適合性を確認するテストであり、ソフトウェア要件定義レベルから始めた場合の最終テストではありません。
ウ: ソフトウェア結合
誤り。これはテストプロセスではなく、ソフトウェア部品の統合プロセスに該当します。
エ: ソフトウェア適格性確認テスト
正しい。これは、ソフトウェア要件定義に基づいて改修した内容が正しいことを確認するテストであり、設計工程と対応する適切な最終アクティビティです。
出典:平成23年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問19