令和5年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問4
2025年7月3日
【問題4】
JIS Q 21500:2018(プロジェクトマネジメントの手引)によれば,プロジェクトマネージャがステークホルダの貢献をプロジェクトに最大限利用することができるように,プロセス“ステークホルダのマネジメント”で行う活動はどれか。
ステークホルダ及びステークホルダがプロジェクトに及ぼす影響を詳細に分析する。
ステークホルダのコミュニケーションのニーズを確実に満足し,コミュニケーションの課題を解決する。
ステークホルダの情報のニーズ及び全ての法令要件に従った情報のニーズを特定し,そのニーズを満たすための適切な手段を明確にする。
プロジェクトに影響されるか,又は影響を及ぼす個人,集団又は組織を明らかにし,その利害及び関係に関連する情報を文書化する。
【解説】
ア: ステークホルダ及びステークホルダがプロジェクトに及ぼす影響を詳細に分析する。
正しい。ステークホルダマネジメントプロセスでは、ステークホルダの影響や利害関係を詳細に分析し、プロジェクトの成功に向けて効果的な貢献を得るための戦略を立てます。
イ: ステークホルダのコミュニケーションのニーズを確実に満足し,コミュニケーションの課題を解決する。
誤り。これはコミュニケーションマネジメントに関連する活動であり、ステークホルダマネジメントの直接的な活動ではありません。
ウ: ステークホルダの情報のニーズ及び全ての法令要件に従った情報のニーズを特定し,そのニーズを満たすための適切な手段を明確にする。
誤り。これは情報マネジメントや法的遵守に関連する活動であり、ステークホルダマネジメントの範囲外です。
エ: プロジェクトに影響されるか,又は影響を及ぼす個人,集団又は組織を明らかにし,その利害及び関係に関連する情報を文書化する。
誤り。これはステークホルダの特定に関する活動であり、影響の詳細な分析を含むプロセスには該当しません。
【答え】
ア: ステークホルダ及びステークホルダがプロジェクトに及ぼす影響を詳細に分析する。
出典:令和5年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問4