令和4年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問17
2025年7月3日
【問題17】
ユースケース駆動開発の利点はどれか。
開発を反復するので,新しい要求やビジネス目標の変化に柔軟に対応しやすい。
開発を反復するので,リスクが高い部分に対して初期段階で対処しやすく,プロジェクト全体のリスクを減らすことができる。
基本となるアーキテクチャをプロジェクトの初期に決定するので,コンポーネントを再利用しやすくなる。
ひとまとまりの要件を1単位として設計からテストまで実施するので,要件ごとに開発状況が把握できる。
【解説】
ア: 開発を反復するので,新しい要求やビジネス目標の変化に柔軟に対応しやすい。
誤り。ユースケース駆動開発の特徴として、反復型の開発はありますが、主な利点として要求やビジネス目標の変化への対応が挙げられることは少ないです。
イ: 開発を反復するので,リスクが高い部分に対して初期段階で対処しやすく,プロジェクト全体のリスクを減らすことができる。
誤り。リスクへの対処はリスク駆動型開発の利点であり、ユースケース駆動開発の直接的な特徴とは言えません。
ウ: 基本となるアーキテクチャをプロジェクトの初期に決定するので,コンポーネントを再利用しやすくなる。
誤り。アーキテクチャの決定やコンポーネント再利用は、必ずしもユースケース駆動開発に特有の利点ではありません。
エ: ひとまとまりの要件を1単位として設計からテストまで実施するので,要件ごとに開発状況が把握できる。
正しい。ユースケース駆動開発では、ユースケースごとに設計やテストを実施するため、進捗や開発状況を明確に把握できることが利点となります。
【答え】
エ: ひとまとまりの要件を1単位として設計からテストまで実施するので,要件ごとに開発状況が把握できる。
出典:令和4年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問17