平成31年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問20
【問題20】
データの追加・変更・削除が,少ないながらも一定の頻度で行われるデータベースがある。このデータベースのフルバックアップを磁気テープに取得する時間間隔を今までの2倍にした。このとき,データベースのバックアップ又は復旧に関する記述のうち,適切なものはどれか。
復旧時に行うログ情報の反映の平均処理時間が約2倍になる。
フルバックアップ取得1回当たりの磁気テープ使用量が約2倍になる。
フルバックアップ取得1回当たりの磁気テープ使用量が約半分になる。
フルバックアップ取得の平均処理時間が約2倍になる。
【解説】
ア: 復旧時に行うログ情報の反映の平均処理時間が約2倍になる。
正しい。フルバックアップの取得間隔が長くなると、その間に蓄積されたログが増えるため、障害時にログを適用する時間が長くなり、平均処理時間も増加します。
イ: フルバックアップ取得1回当たりの磁気テープ使用量が約2倍になる。
誤り。フルバックアップは全データを対象とするため、取得間隔が変わっても1回当たりのテープ使用量は変わりません。
ウ: フルバックアップ取得1回当たりの磁気テープ使用量が約半分になる。
誤り。同上の理由で、使用量は変わりません。
エ: フルバックアップ取得の平均処理時間が約2倍になる。
誤り。取得間隔を変えても、1回当たりの処理時間は変わりません。
【答え】
ア: 復旧時に行うログ情報の反映の平均処理時間が約2倍になる。
出典:平成31年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問20