令和6年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問5
2025年7月3日
【問題5】
あるプロジェクトの作業が図のとおり計画されているとき,最短日数で終了するためには,作業 H はプロジェクトの開始から遅くとも何日経過した後に開始しなければならないか。
【解説】
作業 H がプロジェクト全体の終了に影響を与えないようにするためには、クリティカルパス上のスケジュールを確認し、H の開始可能な最遅時点(スラック)を求めます。
1. クリティカルパスの特定
各経路の所要日数を計算すると、
- 経路 A → D → F → G → I: 8 + 10 + 8 + 12 + 4 = 42日(クリティカルパス)
- 経路 B → E → G → I: 5 + 9 + 12 + 4 = 30日
- 経路 C → H → I: 12 + 5 + 4 = 21日
2. 作業 H の最遅開始時点の計算
プロジェクト終了時点 42 日から経路 C → H → I の所要日数 21 日を引くと、
42 – 21 = 21(日)
つまり、H はプロジェクト開始から21 日経過した後に開始すれば、スケジュールに影響を与えません。
出典:令和6年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問5